皆さんは「水素パイプライン」と聞いてどのような形態のパイプを想像しますか。
一般的には、都市ガスと同じようにパイプは地中に埋められていて、管径は10cm位である。
直に目にすることは無いが、ガス漏れがわかるように無臭の水素に臭いが付けてある・・・などと想像されます。
しかし、これからご説明する水素パイプラインは地中に埋設されたパイプラインとは違います。
このパイプラインを「水素柱上パイプライン」と名付けました。「まるで電線のような」細いパイプラインです。
安全のもと、将来既存の電柱、電信柱に水素パイプラインを共架したり、逆に水素柱に電線や通信線を架設するといった
電線と水素パイプラインの共存が可能になる日が来るのではないでしょうか。
水素は空気に比べてはるかに軽いため大気中に放出された場合にはすぐに上空に拡散するという特性を活かして、屋外における水素配管を人間が生活する上空に架設したらどうかと考えた。万一、パイプラインが破損もしくは破断して水素が漏洩した場合でも、水素は大気中での拡散が早く、たとえ着火、燃焼しても開放空間では爆発に至る可能性は低く、またそれが上空で発生するため人間に影響が及ぶリスクは低いと考えられる。であるので水素に付臭をしてもガス漏れを知るための意味を成さない。
水素は分子の大きさが最も小さいため、たくさんの水素分子が細い管の中を高速で移動することが可能ではないかと考えた。たとえば4.4KW出力の燃料電池は0.00083㎥/ 秒の水素が必要である。一方内径8mm のパイプを流れる水素量は水素の流速を15m/秒とすると内圧0.1MPa の際は0.00075㎥/ 秒であるため、ブラザーの燃料電池が4.4KW の発電するための水素量が足りないことになる。従って内径8mm のパイプを選択した際は内圧を0.2MPa に設定する必要があると推定した。細いパイプであっても10気圧未満の低圧ガスとして水素を送ることが可能であるだろうと考えた。
お客様のニーズに合った企画書を作成します。パイプライン架設にあたってパイプライン全長、燃料電池設置位置、台数、燃料電池出力に応じたパイプ負荷を勘案し、シミュレーションを行って最適なパイプライン架設方法をご提案します。
ガスセンサーによりパイプライン全体を迅速に検査する 〇1カ月点検
長尺の水素センサーにより主にパイプの継ぎ手部分を検査する 〇3か月点検
高所作業車を用いてパイプラインの近傍で微小な漏洩を確認 〇1年点検
2023.7.7 |
水素柱上パイプライン合同会社を設立しました |
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